JOINT-FR: 高速炉核特性解析コードシステム

1. 概要

本システムは、図1に示されるような高速炉用核設計基本データベース[1]の一環として作成された、高速炉の核特性解析を計算するための解析コードシステムです。JFS形式の高速炉用70群群定数セットから実効断面積の作成、拡散もしくは輸送計算による炉心計算、摂動理論に基づく摂動計算が可能です。

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図1 高速炉核設計基本データベースの概念

2. コードの概要

JOINT-FRは複数のコードを統合したコードシステムで、図2に示すように実効断面積の作成と摂動を含む炉心計算を対象としています。高速炉用核設計基本データベースとしては、この後に続く精度評価・向上のステップも含まれていますが、精度評価・向上を行う部分は別途SAGEP-FRと呼ばれるコードシステムとしてまとめられています。

JOINT-FRでは、JFS形式の高速炉用70群群定数セットからSLAROMまたはCASUPコードで実効断面積を作成することができます。この実効断面積を入力として、拡散計算コードCITATION、 2次元輸送計算コードTWOTRAN、 3次元輸送計算コードTRITACを用いて炉心計算を行います。更に、炉心計算によって得られた中性子束と随伴中性子束を用いて摂動計算が可能となっています。摂動計算には拡散摂動計算コードPERKY、 2次元輸送摂動計算コードSNPERT、 3次元輸送摂動計算コードSNPERT3Dを用います。これら一連の計算はJOINTコードによって制御することができます。

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図2 高速炉核特性解析コードシステムの構成

3. 参考文献

[1] 石川 眞、他、「核設計基本データベースの整備(VIII)-JUPITER実験解析結果の集大成-、PNC TN9410 97-099(1997年11月)

[2] 石川 眞、他、「核設計基本データベースの整備(IV) -核特性解析コードシステムの整備-」、PNC PN9440 94-004(1994年3月)

[3]「高速炉核特性解析コードシステムマニュアル」(JOINT-FR電子化マニュアル)

4. コードの入手方法

本コードはJAEA所外利用コード(無償)として登録済みです。入手については、原子力機構外の方は (財)高度情報科学技術研究機構(RIST) にお申し込みください。コードは無償ですが、別途RISTの手数料が掛かります。原子力機構内の方は、JAEAプログラム等検索システム PRODASのサイト からプログラム等利用申込書をダウンロードしてシステム計算科学センターに申し込んでください。